「ChatGPTの『すべての人のためにモデルを改善する』って何?」
「ONとOFFどっちにしておけばいいの?」
このようなお悩みを解決します。
これまで「すべての人のためにモデルを改善する」をONにしていた方の中には、個人情報が漏れてしまうのではと不安な方も少なくないはず。
今回は「すべての人のためにモデルを改善する」とは何か、個人情報の保護の点も踏まえて分かりやすく解説していきます。
ChatGPTの「すべての人のためにモデルを改善する」とは?

ChatGPTの「すべての人のためにモデルを改善する」の詳細に次のように書かれています。
あなたのコンテンツをモデルの学習のために使用することを許可してください。ChatGPT をあなたや他のユーザーにとってさらに有益なものにすることができます。弊社ではお客様のプライバシーを保護する措置を講じています。
もっと分かりやすく説明すると、
「ユーザー(あなた)とのやり取りは安全に保護するから、モデル改善の学習のために使用させて」 という意味です。
ChatGPTでより良いサービスを提供するために、ユーザーがどんな質問やリクエスが多いかを知ることで、AIが幅広い分野で答えられるよう改善されます。
また学習することで、よく出てくる誤解やうまく伝わらないパターンを見直して、将来的に誰が使ってもスムーズにやり取りできるのを目的としています。
「すべての人のためにモデルを改善する」は個人に影響は出ない

「すべての人のためにモデルを改善する」をオンにすると、自分が使用しているアカウントでのChatGPTが学習して賢くなると思うかもしれません。
ですが、個人のChatGPTのモデルが改善されることはありません。
あくまで、ChatGPTを利用しているすべてのユーザーにとって改善されるパターンの1つとしてやり取りが収集されます。
「すべての人のためにモデルを改善する」の安全性は?

「すべての人のためにモデルを改善する」における個人情報の安全性について紹介します。
結論としては、「ユーザーの入力データがそのまま外部に公開される」わけではなく、「匿名化された形や統計的なパターンとして利用される」ので安全です。
イメージとしては、みんなが少しずつ経験を持ち寄って、大きな図書館や先生を一緒に育てている感じです。
「すべての人のためにモデルを改善する」はオンとオフどっちがいい?

結論として「すべての人のためにモデルを改善する」はオンとオフどちらにしても機能面は変わらないです。
プライバシーをより強固に守りたい方はオフにしておくのが無難です。
「ChatGPTのモデル改善に貢献してもいいよ」って方はオンにしておけばOKです。
まとめ

ChatGPTの「すべての人のためにモデルを改善する」は、ユーザーとのやり取りを匿名化して学習に活用し、サービス全体をより使いやすくするための機能です。
個人のアカウントが直接賢くなるわけではなく、あくまで全ユーザーにとっての改善につながります。
データは匿名化され、統計的なパターンとして扱われるため、個人情報がそのまま外部に公開されることはなく安全です。
機能面はONでもOFFでも変わらないため、プライバシーをより重視するならOFF、ChatGPTの進化に協力したいならONと、自分の考え方に合わせて設定を選びましょう。